各支部の紹介

公園支部

公園支部は、1972年に結成され、大阪市建設局公園エリアに在籍する技能職員を中心に、経済戦略局のスポーツ・施設整備エリアに在籍する技能職員や地方独立行政法人天王寺動物園に在籍する法人職員で構成され、現場の最前線でさまざまな業務をおこなっています。

組合員の業務内容について、建設局では、大阪市内993か所ある街区公園の遊具などの公園施設・樹木の点検や公園施設の補修・樹木管理などの維持管理業務、街路樹や街区公園の剪定・除草に関する監督補助業務、公園内の電気設備等の管理業務など、市民・住民に安全・安心で快適な公園を提供するための業務をおこなっています。また、各区での緑化普及啓発業務や公園愛護会への助言や支援業務、公園の不法占用・不法使用にかかわる適正化業務などにも取り組んでいます。

kouen_img01.jpg
kouen_img02.jpg
kouen_img03.jpg
kouen_img04.jpg

また、経済戦略局では、指定管理制度で管理されている市内64か所のスポーツ施設の管理監督・施設整備の業務など、施設利用者が安心して利用できる安全な施設の提供をおこなっています。

天王寺動物園では、170種1000点に及ぶ動物を飼育し、動物園で働く組合員は、絶滅の危機に瀕している動物の繁殖に取り組むことや、来園者への動物ガイド、学校への出張講話などの教育普及活動をおこなっています。

kouen_img05.jpg

公園支部の運動の基本は、組合員の生活と権利を守ることです。
そのためにも、反戦・平和、人権擁護・環境問題などに取り組み、労働者が安心して暮らせる社会をめざすとともに、組合員が安心して退職できるよう、技能職員の定数化をはじめ、直営を基本とした「職の確立」と、技術・技能の継承、欠員の新規採用による完全補充に向けて取り組み、職場を守る運動を進めています。また、運動で築き上げてきたネットワークを活かし、支援・連帯活動にも取り組んでいます。

その中で、1995年1月の「阪神・淡路大震災」発生を機に、復旧・復興・支援活動に対する社会的な広がりを見せる中、労働組合の社会的役割や組織ボランティアの必要性・重要性から、96年に「公園支部Vネット委員会」を設置しました。

公園支部Vネット委員会は、被災地障害者センターやNPOゆめ風基金との連携を図り、労働組合としての社会的支援・連帯活動の推進を目的として、さまざまな支援活動に参加することで活動のネットワークを広げてきました。

とくに、代表的な活動として、2011年3月に起こった「東日本大震災」では、宮城県登米市に組合員を2か月間で42人派遣し、被災された障がい者の支援活動や復旧活動に取り組みました。

また、2024年1月に起こった「能登半島地震」についても、石川県七尾市中島地区へ2か月間で18人を派遣し、支援活動に取り組んできました。

公園支部は、結成から50年が経過しています。諸先輩方の運動を継承しつつ、時代の変化に対応できる運動をつくっていくため、公園支部のスローガンでもある「みんなで相談・みんなで決定・みんなでたたかおう」を基本に、運動を進めていきます。

このページの先頭へ